リアルタイム実行では、krewDataを起動する「きっかけ」を与えたレコードデータの値をフィールドパラメータとしてデータ編集フローの処理で利用することができます。
※単一レコードの値のみをパラメータとして利用できます。APIから実行する場合は引数として指定することができます。
また、データ編集フローの実行情報を実行情報パラメータとしてデータ編集フローの処理で利用することができます。
パラメータが使用できるコマンドの設定項目には、入力フィールドの横にパラメータ選択モードへの切り替えボタンが表示されます。切り替えボタンをONにすると、パラメータ設定画面で選択したパラメータをドロップダウンで選択することができます。
フィールドパラメータ
実行情報パラメータ
パラメータが関数の挿入ダイアログの列名に「%[フィールドコード]%」、または「%[実行情報名]%」の形式で表示され、数式内で使用することができます。
Webhook
Webhook通知で送信されるデータは操作の種類によって異なります。各操作の種類においてkrewDataで利用できるフィールドは以下の通りです。
| 操作の種類 | 利用できるフィールド |
|---|---|
| レコードの追加 | Webhook通知のrecordオブジェクトに含まれるフィールド |
| レコードの編集 | Webhook通知のrecordオブジェクトに含まれるフィールド |
| ステータスの変更 | Webhook通知のrecordオブジェクトに含まれるフィールド |
| レコードの削除 | Webhook通知のrecordIdをレコード番号として利用可 (*1) |
| コメントの書き込み | Webhook通知のrecordIdをレコード番号として利用可 (*1) |
 |
(*1) 呼び出し元アプリにアプリコードが設定されている場合、レコードの削除、コメントの書き込みで通知されるレコード番号には、アプリコードを含まないレコード番号の数字のみ（レコードID）が通知されます。 この際、入力アプリコマンドの標準フィルタで「レコード番号=%レコード番号%」と設定した場合はフィルタ処理が正しく行われますが、他のコマンドで「%レコード番号%」を指定した場合はアプリコードを含まないレコード番号の数字のみが適用されます。 |
kinotneから送信されるWebhook通知の詳細は、kintoneヘルプの「Webhookを設定する」を参照してください。
API
実行要求API（run）のrecordオブジェクトに含まれるフィールドをパラメータとして利用することができます
パラメータとして利用可能な実行情報は以下の通りです。
| パラメータ名（コマンド設定） | パラメータ名（数式） | 説明 |
|---|---|---|
| 実行したデータ編集フローを一意に識別するキー値。同じデータ編集フローを複数回実行した場合は、実行の都度、異なる値が割り当てられます。 | ||
| %実行単位名% | %@ExecutionUnitName% | 実行したデータ編集フローの実行単位名 |
| %リクエストユーザー% | %@RequestUser% | Webhook：Webhook通知の契機となる操作を行ったkintoneユーザー名 API：実行要求API（run）のuserパラメータに設定されたユーザー名 |
| %データ編集フロー名% | %@DataEditingFlowName% | 実行したデータ編集フロー名 |