krewData
処理の実行

作成した実行単位を実行します。実行単位の実行方法には、以下の二つの方法があります。

実行単位に追加したデータ編集フローは、フロー設定画面から手動で実行(即時実行)することができます。

kintoneアカウントの設定

実行単位を実行するためには、ご利用のkintone環境のログイン名とパスワードを設定する必要があります。

  • krewDataはユーザー情報に設定したkintoneアカウントでデータ編集フローを実行します。データ編集フローで指定した入出力アプリに対して適切な権限を持つkintoneアカウントを指定してください。
  • 設定したユーザー情報はすべての実行単位の実行に使用されます。
  • ユーザー情報を変更した場合、すべての実行単位が変更したユーザーで実行されます。
  • kintoneでパスワード変更を行った場合やパスワードの有効期限が切れた場合は、krewDataのユーザー情報を再設定する必要があります。

kintoneアカウントの設定を行うには、「設定ファイル」タブの左側のメニューから「ユーザー情報」を選択します。

データ編集フローの実行時、または実行単位の登録時にkintoneアカウントが設定されていない場合、「ユーザー情報」画面が表示されてkintoneアカウントの設定が求められます。

ユーザー情報の入力後に[アカウントの確認]をクリックし、入力したユーザー情報が正しいことを確認して下さい。

ユーザー情報が正しいことを確認した後に、[アプリを更新]をクリックし、ユーザー情報を保存します。

ユーザー情報に設定したkintoneアカウントの有効期間は以下の通りです。

  • 即時実行
    設定したkintoneアカウントはブラウザの同一セッション中で有効です。ブラウザを閉じた場合など、セッションが無効になった場合は再設定が必要です。Webhook/API実行が有効に設定されている実行単位が登録されている場合、即時実行時にユーザー情報を設定する必要はありません。
  • Webhook/API実行
    実行単位の登録時に設定したkintoneアカウントが保存されます。再設定の必要はありません。

IPアドレス制限を設定している環境での利用

IPアドレス制限を設定しているkintone環境でデータ編集フローを実行する場合は、ご利用環境の設定に応じてユーザー情報にBasic認証、またはセキュアアクセス設定に関する情報を設定してください。

なお、IPアドレス制限の設定内容、およびBasic認証、またはセキュアアクセス設定の有無によって、データ編集フローを実行できる場合とできない場合があります。詳細については「IPアドレス制限を設定している環境」を参照してください。

Webhook

実行単位をWebhookにより実行するための設定手順は以下の通りです

  1. 「実行方法」列のアイコンをクリックして実行方法の設定ダイアログを開き、以下の操作を行います。
    1. 「実行方法」で「Webhook」を選択
    2. URLをコピー
    3. [OK]ボタンをクリック
  2. プラグイン設定画面で「アプリを更新」
  3. 実行単位の「呼び出し元アプリ」に設定したkintoneアプリでWebhookの設定を行います。kintoneアプリにWebhookを設定する手順は、kintoneの標準操作(Webhookを設定する)と同じ手順です。以下にその手順をkrewDataのWebhookを実行する設定手順に置き換えて説明します。
    1. アプリの設定画面の「設定」タブをクリックし、「カスタマイズ/サービス連携」の[Webhook]をクリックします。
    2. 追加ボタン[+] アイコンをクリックします。
    3. 各項目を入力します
      • 説明
        krewDataで作成した実行単位の名称など、設定するWebhookの任意の説明を入力します。
      • Webhook URL
        手順1‐bでコピーしたURLを入力します。
      • 通知を送信する条件
        Webhookの通知を送信する操作を指定します。
      • 有効化
        チェックが入ってない場合は、チェックボックスにチェックを入れて有効化します。初期設定では有効です。
    4. [保存]をクリックします。
    5. 画面右下の[アプリの設定に戻る]をクリックします。
    6. 画面右上の[アプリを更新]をクリックします。
  4. Webhookの設定を行ったkintoneアプリで、手順3‐cの「通知を送信する条件」で指定した操作を行います。
    kintoneアプリからWebhook通知が送信され、設定したURLの実行単位が実行されます。

実行単位の「有効」列のチェックボックスをオンに設定してアプリを更新します。これによりURLが有効化され、リアルタイム実行を行うことができます。チェックボックスがオフの場合、kintoneアプリからのWebhook通知は失敗し、実行単位は実行されません。

API実行

実行単位をAPIにより実行するための設定手順は以下の通りです

  1. 「実行方法」列のアイコンをクリックして実行方法の設定ダイアログを開き、以下の操作を行います。
    1. 「実行方法」で「API」を選択
    2. URLをコピー
    3. [OK]ボタンをクリック
  2. プラグイン設定画面で「アプリを更新」
  3. 任意実行APIを使用し、kintoneアプリのカスタマイズ、または外部アプリケーションの作成を行います。任意実行APIの詳細については「APIリファレンス」を参照してください。
  4. カスタマイズを行ったkintoneアプリ、または外部アプリケーションで、任意実行APIを実行する操作を行います。
    任意実行APIが実行され、設定したURLの実行単位が実行されます。

実行単位の「有効」列のチェックボックスをオンに設定してアプリを更新します。これによりURLが有効化され、リアルタイム実行を行うことができます。チェックボックスがオフの場合、APIリクエストは失敗し、実行単位は実行されません。

即時実行

実行単位に追加した各データ編集フローは、フロー作成エリアの[実行]ボタンをクリックすることで、個別に手動で実行することができます。

即時実行およびプレビューで使用するパラメータの設定

データ編集フロー作成している途中や確認のために実行したい場合、パラメータへ仮の値を設定して、フローを実行したりプレビューで処理結果を確認することができます。

1. フロー設定画面右上のパラメータ設定アイコンをクリックし、設定画面を開きます。

2. パラメータ設定画面で即時実行時にパラメータを設定するフィールドを選択し、値を設定します。

パラメータ設定画面で設定したパラメータの仮の値はプレビューおよび即時実行(画面右上の「実行ボタン」押下)時のみ適用され、WebhookやAPIから呼び出された場合は有効になりません。
排他制御

リアルタイム実行では、実行時に実行単位に含まれるデータ編集フロー全体をロックし、他のリアルタイム実行による同一の実行単位の呼び出しを制御します。

リアルタイム実行がエラーになった場合

Webhookやイベント処理によるAPI実行でリアルタイム実行を行った際に、排他制御やタイムアウト、その他の理由によりリアルタイム実行がエラーになった場合はデータ編集フローが実行されず、出力アプリへのレコード追加/更新が行われません。

排他制御によりエラーになった場合の例

       
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