設定項目	説明
出力アプリ	データ編集フローの結果データを出力するkintoneアプリを指定します。
出力方法	データ編集フローの結果データの出力方法を指定します。 更新：指定された更新キーにより結果データのレコードを一意に識別し、一致するレコードを更新、または新規レコードとして追加します。 再生成：出力アプリに存在するすべてのレコードを削除し、データ編集フローの結果データを出力します。 追加：データ編集フローの結果データを出力アプリに追加します。
更新または追加	出力方法で［更新］を選択した場合の出力方法を指定します。 オン：更新キーが一致するレコードを更新し、一致するレコードが存在しない場合は新規レコードとして追加します。 オフ：更新キーが一致するレコードのみを更新し、一致しないレコードは出力されません。
アプリのフィールド	出力アプリのフィールド一覧が表示されます。
データ編集フローのフィールド	出力アプリのフィールドに対応するデータ編集フローの結果データのフィールドを指定します。
更新キー	出力方法で［更新］を選択した場合、データ編集フローの結果データのレコードを一意に識別するためのキーとなるフィールドを指定します。
レコードの出力順序	出力アプリにレコードを出力する順序をソート条件により指定します。 レコードの出力順序設定は出力アプリに新規追加されるレコードのみが対象です。更新対象のレコードを含む既に出力アプリに存在するレコードの並べ替えは行われません。
テーブルレコードの出力順序	出力アプリのテーブルにレコードを出力する順序をソート条件により指定します。 テーブルレコードの出力順序は出力アプリに新規追加されるレコードのみが対象です。更新対象のレコードを含む既に出力アプリに存在するレコードの並べ替えは行われません。

出力アプリコマンドで利用できるフィールドタイプは「フィールドの種類」を参照してください。

アプリのフィールドとデータ編集フローのフィールドタイプが異なる場合は、自動的にフィールドタイプの変更が行われます。変更可能なフィールドタイプは、フィールドタイプ設定コマンドの「変更可能なフィールドタイプ」と同様です。

各出力方法の動作について説明します。

更新

指定された更新キーにより結果データのレコードを一意に識別し、一致するレコードを更新、または新規レコードとして追加します。

以下の例では、更新キーに「製品」と「部門」フィールドを指定しています。

「更新または追加」がオンの場合

• 指定された更新キーと一致するレコードが出力アプリに存在する場合、当該レコードのデータを更新します
• 指定された更新キーと一致するレコードが出力アプリに複数存在する場合、それぞれのレコードを同じデータで更新します
• 指定された更新キーと一致するレコードが出力アプリに存在しない場合、出力アプリに新規レコードとして追加します（上記例の「製品Ｄ」、「第四営業部」のレコード）
• 結果データで更新されないレコードは、出力アプリにそのまま残ります（上記例の「製品Ｂ」、「第三営業部」のレコード）

「更新または追加」がオフの場合

• 指定された更新キーと一致するレコードが出力アプリに存在する場合、当該レコードのデータを更新します
• 指定された更新キーと一致するレコードが出力アプリに複数存在する場合、それぞれのレコードを同じデータで更新します
• 指定された更新キーと一致するレコードが出力アプリに存在しない場合、レコードは出力されません。（上記例の「製品Ｄ」、「第四営業部」のレコード）
• 結果データで更新されないレコードは、出力アプリにそのまま残ります（上記例の「製品Ｂ」、「第三営業部」のレコード）

指定された更新キーで結果データのレコードが一意に識別できない場合はエラーとなり、出力アプリは更新されません。

再生成

出力アプリに存在するレコードを一括削除し、データ編集フローの結果データを出力します。

追加

データ編集フローの結果データを出力アプリに追加します。

テーブルレコードの各出力方法の動作について説明します。テーブルレコードの出力方法は、親レコードの出力方法に「更新」を選択している場合に有効になります。

更新

指定された更新キーにより結果データのレコードを一意に識別し、一致するレコードを更新、または新規レコードとして追加します。

以下の例では、親レコードの更新キーに「企業ID」フィールド、テーブルレコードの更新キーに「製品」フィールドを指定しています。

• 指定された更新キーと一致するレコードがテーブルに存在する場合、当該レコードのデータを更新します（上記例の「kintone」のレコード）
• 指定された更新キーと一致するレコードがテーブルに存在しない場合、テーブルに新規レコードとして追加します（上記例の「Mailwise」のレコード）
• 結果データで更新されないレコードは、テーブルにそのまま残ります（上記例の「Office」、および「Garoon」のレコード）

データ編集フローのフィールドを出力アプリのフィールドに割り当てない場合

• 既存レコードのフローの結果を割り当てなかったフィールドの値は更新／削除されません（上記例の「kintone」、および「Office」のレコード）
• 追加レコードのフローの結果を割り当てなかったフィールドの値は空白になります（上記例の「Garoon」のレコード）

再生成

テーブルのレコードを一括削除し、データ編集フローの結果データを出力します。

データ編集フローのフィールドを出力アプリのフィールドに割り当てない場合

• テーブル全体が更新され、結果を割り当てなかったフィールドの値はすべて空白になります（上記例の「契約日」フィールド）

ルックアップフィールドの更新時の動作について説明します。

以下は「注文番号」フィールドを更新キーに指定し、ルックアップフィールド「顧客ID」を含むレコードを更新した場合の実行例です。「会社名」、および「担当者名」フィールドは、ルックアップの設定において「他のフィールドのコピー」に指定されています。

「注文番号」＝1001のレコード

データ編集フローの結果データで「顧客ID」が「C1001」から「C1004」に更新されました。

ルックアップフィールドの値が更新されたため、更新後の出力アプリでは「会社名」、「担当者名」フィールドが「データを取得する元のアプリ」の顧客ID：C1004に該当するレコードの値で更新されます。

「注文番号」＝1002のレコード

このレコードはデータ編集フローの結果データで更新されたフィールドがありませんが、「データを取得する元のアプリ」の顧客ID：C1002の「担当者名」が変更されており、更新前の出力アプリの値と異なっています。

この場合、krewDataは「データを取得する元のアプリ」から最新の値を取得して出力アプリを更新します。

「注文番号」＝1003のレコード

このレコードは更新前の出力アプリには存在しない新しいレコードです。

krewDataは「データを取得する元のアプリ」から、ルックアップの設定で「他のフィールドのコピー」に指定された「会社名」、「担当者名」フィールドの値を取得し、出力アプリにレコードを追加登録します。

選択済みの出力アプリを変更する場合は、設定タブの［アプリを選択］ボタンをクリックして別のアプリを選択します。

データ編集フローの実行時にkintoneアプリへ書き込むレコード数には上限があります。詳細については「上限設定」を参照してください。

自動採番の詳細は「自動採番」を参照してください。