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フィールドタイプ設定

フィールドタイプ設定コマンドは、選択したフィールドのフィールドタイプを変更します。

  • 文字列が含まれるフィールドを数値フィールドに変換した場合など、変更後のフィールドに保存できないデータを検出した際には、元データは失われ、空白フィールドとして出力されます。
  • ラジオボタンフィールドに変更する際に、出力アプリのフィールドに変更前の値と同じ選択項目がない場合、元データを破棄し、1番目の選択項目を設定します。
  • チェックボックス、複数選択、ドロップダウンの各フィールドに変更する際に、出力アプリのフィールドに変更前の値と同じ選択項目がない場合は元データを破棄し、項目が非選択の状態で出力されます。
設定項目
設定項目 説明
1. 変更するフィールドを選択 フィールドタイプを変更するフィールドを選択します。
2. 新しいフィールド名を入力 フィールドタイプを変更した後のフィールド名を変更する場合は、新しいフィールド名を入力します。
3. 新しいフィールドタイプを選択 新しいフィールドタイプを選択します。選択できるフィールドタイプは、元のフィールドタイプにより異なります。
区切り文字:
新しいフィールドタイプにチェックボックス、複数選択フィールドを選択した場合、変更する前の文字列をチェックボックス、複数選択フィールドの項目に分割する区切り文字を指定します。
新しいフィールドタイプにチェックボックス、複数選択以外のフィールドタイプを選択した場合は、この設定項目は表示されません。
コマンドの実行例1

「単価」と「数量」フィールドの値から小計を算出する計算フィールドを数値フィールドに、レコードの作成日時を「登録日」という名前の日付フィールドに変更する場合の実行例を示します。

入力データ

コマンドの設定

1. 変更するフィールドを選択 2. 新しいフィールド名を入力 3. 新しいフィールドタイプを選択
小計 小計 数値
作成日時 登録日 日付

設定画面

実行結果

作成日時フィールドを日付フィールドに変更する場合、時刻部分の値は切り捨てられます。

コマンドの実行例2

文字列(1行)フィールドをラジオボタン、チェックボックスに変更する場合の実行例を示します。

文字列(1行)フィールドをラジオボタンフィールドに変更する場合、変更後のラジオボタンでは元の文字列の値と一致する項目が選択されます。文字列(1行)フィールドをチェックボックスフィールドに変更する場合、変更後のチェックボックスでは元の文字列を任意の区切り文字で分割し、分割した文字列の値と一致する項目が複数選択されます。

入力データ

コマンドの設定

1. 変更するフィールドを選択 2. 新しいフィールド名を入力 3. 新しいフィールドタイプを選択
文字列1 ラジオボタン ラジオボタン
文字列2 チェックボックス チェックボックス
区切り文字:カンマ

設定画面

実行結果

変更可能なフィールドタイプ

フィールドタイプ設定コマンドで変更可能なフィールドタイプを以下に示します。

kintoneのフィールドタイプ

変更前のフィールドタイプ 変更後のフィールドタイプ 備考
文字列(1行) リッチエディター 文字列(複数行) 数値 ラジオボタン チェックボックス 複数選択 ドロップダウン 日付 時刻 日時 リンク ユーザー選択 組織選択 グループ選択
文字列(1行)
(*1)

(*2)

(*3)

(*3)

(*3)

(*1)

(*1)

(*1)

(*1)

(*7)
(*8)

(*7)
(*8)

(*7)
リッチエディター
文字列(複数行)
数値
(*9)

(*9)

(*9)
計算
ラジオボタン
チェックボックス
複数選択
ドロップダウン
日付
(*10)

(*4)
時刻
(*10)
日時
(*10)

(*5)

(*6)
添付ファイル 変換後のフィールドには添付ファイルのファイル名のみが保存され、ファイル本体は破棄されます。
リンク
ユーザー選択
組織選択
グループ選択
ルックアップ
(*1)

(*1)

(*1)

(*1)

(*1)
レコード番号
作成者
作成日時
(*5)

(*6)
更新者
更新日時
(*5)

(*6)

(*1) 数値、日付、時刻、日時、リンクの各フィールドに変更する際に、変更後のフィールドタイプに保存できない値を検出した場合は元データを破棄し、空白を設定します。

(*2) ラジオボタンフィールドに変更する際に、出力アプリのフィールドに変更前の値と同じ選択項目がない場合、元データを破棄し、1番目の選択項目を設定します。

(*3) チェックボックス、複数選択、ドロップダウンの各フィールドに変更する際に、出力アプリのフィールドに変更前の値と同じ選択項目がない場合は元データを破棄し、項目が非選択の状態で出力されます。

(*4) 日時フィールドに変更する場合、時刻部分には「00:00」が設定されます。

(*5) 日付フィールドに変更する場合、時刻部分の値は切り捨てられます。

(*6) 時刻フィールドに変更する場合、日付部分の値は切り捨てられます。

(*7) ユーザー選択、組織選択、グループ選択の各フィールドに変更する際に、ドメインに存在しないユーザー、組織、グループを検出した場合は元データを破棄し、空白を設定します。変換前の値がドメインに存在するかは、データチェックコマンドの存在ユーザーチェックでチェックすることができます。

(*8) ユーザー選択、組織選択の各フィールドに変更する際に、ドメインに複数存在するユーザー名、または組織名を検出した場合は元データを破棄し、空白を設定します。

(*9) 数値フィールドの値をUNIX時刻として変更します。

(*10) 数値フィールドへの変更後の値はUNIX時刻です。

kintoneのフィールドタイプ以外のアプリのデータ

変更前のフィールドタイプ 変更後のフィールドタイプ 備考
文字列(1行) リッチエディター 文字列(複数行) 数値 ラジオボタン チェックボックス 複数選択 ドロップダウン 日付 時刻 日時 リンク ユーザー選択 組織選択 グループ選択
ステータス
(*9)

(*10)
作業者
カテゴリー

(*9) ラジオボタンフィールドに変更する際に、出力アプリのフィールドに該当する選択項目がない場合は元データを破棄し、1番目の選択項目を設定します。

(*10) ドロップダウンフィールドに変更する際に、出力アプリのフィールドに該当する選択項目がない場合は元データを破棄し、空白を設定します。

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