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データ編集

データ編集コマンドは、フィールドのデータを編集し、結果を既存、または新しいフィールドに保存します。編集対象のレコードは、検索条件を使用して選択することができます。データ編集コマンドでは、以下の編集操作を行うことができます。

設定項目
設定項目 説明
1. 結果を保存するフィールドを選択 編集結果を保存する新しいフィールドを作成するか、既存のフィールドを選択します。
  • 新しいフィールドを作成
    編集結果を保存する新しいフィールドを作成します。
  • 既存のフィールドのデータを置換
    選択した既存フィールドのデータを編集結果で置換します。
2. 編集方法を選択 編集方法を選択します。
  • 値を設定
    1. で指定したフィールドに任意の値を設定します。
  • 空白を設定
    1. で指定したフィールドに空白を設定します。
  • 数式
    組み込み関数、および標準の数式演算子を使用して各種の演算を行い、1. で指定したフィールドに結果を保存します。利用可能な組み込み関数は「関数の一覧」を参照してください。
  • フィールドのコピー
    1. で指定したフィールドに選択したフィールドの値をコピーします。
  • 日付編集
    日付データを編集し、1. で指定したフィールドに結果を保存します。
3. 編集内容を設定 編集内容の設定項目は、2. で選択した編集方法により異なります。
  • 「値を設定」を選択した場合
    設定する任意の値を入力します。
  • 「空白を設定」を選択した場合
    設定項目はありません。
  • 数式
    設定アイコンをクリックし、関数の挿入ダイアログで数式を作成します。数式はレコード単位で動作し、他のレコードの値を参照しての計算はできません。
  • フィールドのコピー
    コピー元のフィールドを選択します。
  • 日付編集
    日付データに対する編集内容を選択します。
4. 検索条件 編集対象のレコードの検索条件を指定します。
  • すべてのレコード
    アプリのすべてのレコードに対して編集操作を行います。
  • 標準フィルタ
    kintone標準のフィルタにより条件を設定します。条件に合致したレコードに対して編集操作を行います。指定済みの条件は「すべてクリア」ボタンで一括削除することができます。
  • 数式
    数式を使用して条件式を設定します。数式はレコード単位で実行され、結果が真(TRUE)のレコードに対して編集操作を行います。

標準フィルタで以下のフィールドタイプに絞り込み条件を設定した後に、アプリの設定で対象フィールドに選択項目の追加、または順番の変更を行った場合、標準フィルタで選択した項目が別のものに変更される場合があります。対象フィールドに選択項目の追加、または順番の変更を行った場合は標準フィルタの設定を確認し、必要に応じて再設定を行ってください。

  • ラジオボタン
  • チェックボックス
  • 複数選択
  • ドロップダウン
日付編集の編集内容

設定項目の「2. 編集方法を選択」で「日付編集」を選択した場合に設定可能な編集内容を示します。

編集内容 説明 出力フィールドタイプ
(1. 結果を保存するフィールドで指定可能なフィールドタイプ)
入力データの例 編集結果の例
日を加算 指定した日付に任意の日数(増分値)を加算した日付を返します。 日付、日時、文字列 2023-07-10
増分値:3
2023-07-13
月を加算 指定した日付に任意の月数(増分値)を加算した日付を返します。 日付、日時、文字列 2023-07-10
増分値:3
2023-10-10
年を抽出 指定した日付の年の値を返します。 文字列、数値 2023-07-10 2023
月を抽出 指定した日付の月の値を返します。 文字列、数値 2023-07-10 7
日を抽出 指定した日付の日の値を返します。 文字列、数値 2023-07-10 10
曜日を抽出 指定した日付の曜日の値を返します。曜日は以下の数値で返されます。
 ・月:1
 ・火:2
 ・水:3
 ・木:4
 ・金:5
 ・土:6
 ・日:7
文字列、数値 2023-07-10 1
週番号を算出 指定した日付の週番号を返します。 文字列、数値 2023-07-10 28
1月1日からの日数を算出 1月1日から指定した日付までの日数を返します。 文字列、数値 2023-07-10 191
日付間の日数を算出 指定した2つの日付間の日数を返します。 文字列、数値 2023-07-10
開始日:2023-07-01
9
日付間の営業日数を算出 指定した2つの日付間の日数から土日、および休日設定日を除外した日数を返します。 文字列、数値 2023-07-10
開始日:2023-07-01
6
月初の取得 指定した日付の月の最初の日付(1日)を返します。 日付、日時、文字列 2023-07-10 2023-07-01
月末の取得 指定した日付の月の最後の日付を返します。 日付、日時、文字列 2023-07-10 2023-07-31
指定日の取得 指定した日付を返します。 日付、日時、文字列 今日から 3 日後 2023-07-13
年月の取得 指定した日付の年月を返します。 文字列 2023-07-10 2023-07
和暦の取得 指定した日付の和暦表記の日付を返します。 文字列 2023-07-10 令和5年7月10日
和暦を西暦へ変換 指定した和暦表記の日付文字列を西暦に変換した日付を返します。変換可能な和暦表記は以下の通りです。
 ・令和5年7月10日
 ・令和5/7/10
 ・令和5-7-10
 ・令和5.7.10
 ・令5年7月10日
 ・令5/7/10
 ・令5-7-10
 ・令5.7.10
 ・R5年7月10日
 ・R5/7/10
 ・R5-7-10
 ・R5.7.10
日付、日時、文字列 令和5年7月10日 2023-07-10
時刻間の時間を算出 指定した2つの時刻間の時間を返します。 時刻、文字列、数値 12:00
開始時刻:02:00
10:00
コマンドの実行例(値を設定)

経費実績アプリに「年度」フィールドを追加し、「日付」フィールドの値が2018年4月1日~2019年3月31日のレコードに、文字列「2018年度」を設定する場合の実行例を示します。

入力データ

コマンドの設定

1. 結果を保存するフィールドを選択 2. 編集方法を選択 3. 編集内容を設定 4. 検索条件
・「新しいフィールドを作成」を選択
・新しいフィールド名を入力:年度
値を設定 2018年度 「標準フィルタ」を選択し、以下の条件を設定
  • 日付 ≧(以降) 日付を指定 2018/04/01
  • 日付 ≦(以前) 日付を指定 2019/03/31
  • 「すべての条件を満たす」を選択

設定画面

実行結果

コマンドの実行例(空白を設定)

予算管理アプリに、データが空白の「実績」フィールドを追加する場合の実行例を示します。

入力データ

コマンドの設定

1. 結果を保存するフィールドを選択 2. 編集方法を選択 3. 編集内容を設定 4. 検索条件
・「新しいフィールドを作成」を選択
・新しいフィールド名を入力:実績
空白を設定 (空白) 「すべてのレコード」を選択

設定画面

実行結果

コマンドの実行例(数式)

顧客マスターアプリでの「会社」フィールドで、SUBSTITUTE関数を使用して「(株)」表記を「株式会社」に置換する場合の実行例を示します。

入力データ

コマンドの設定

1. 結果を保存するフィールドを選択 2. 編集方法を選択 3. 編集内容を設定 4. 検索条件
・「既存フィールドのデータを置換」を選択
・フィールドを選択:会社名
数式 SUBSTITUTE(会社名,"(株)","株式会社") 「すべてのレコード」を選択

設定画面

実行結果

コマンドの実行例(フィールドのコピー)

部門マスターアプリの「部門名」フィールドの値を新しい「旧部門名」フィールドにコピーする場合の実行例を示します。

入力データ

コマンドの設定

1. 結果を保存するフィールドを選択 2. 編集方法を選択 3. 編集内容を設定 4. 検索条件
・「新しいフィールドを作成」を選択
・新しいフィールド名を入力:旧部門名
フィールドをコピー 部門名 「すべてのレコード」を選択

設定画面

実行結果

コマンドの実行例(日付編集)

経費実績アプリの「日付」フィールドから月を抽出し、新しい「月」フィールドに保存する場合の実行例を示します。

入力データ

コマンドの設定

1. 結果を保存するフィールドを選択 2. 編集方法を選択 3. 編集内容を設定 4. 検索条件
・「新しいフィールドを作成」を選択
・新しいフィールド名を入力:月
日付編集 ・「月を抽出」を選択
・フィールド:日付
「すべてのレコード」を選択

設定画面

実行結果

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